
初めてBLACK PINKについて知ったけど,すごすぎないですか。
アジア人で初めて世界的フェス・コーチェラに出演して,オーディエンスを沸かしたり,レディーガガとコラボレーションしたり,世界ツアーでアメリカ,ヨーロッパ,アジアを席捲したり(しかも全てアリーナレベル),ってやばくないですか。
このドキュメンタリーをマジで見たほうがイイ。どうせK-POPなんて色眼鏡かけている人は,その眼鏡はぶっ壊されるはずだ。音楽は日本のアイドルソングと比べたら,洋楽みたいでカッコいいし,ダンスはみんなキレッキレだし,だいたいみんな英語話せるし,レベル高すぎと思った。世界を周っていることから,事務所のゴリ押しとかじゃなくて,本当に全ての完成度が高すぎるから,世界から求められるのだろう。
かといってみんなポッと出じゃないっていうのがまたいい。練習生として4~6年間下済みを得てのデビューしている。一日14時間,13日連続で練習した後に1日休んで,また練習…。振り付けは自分たちで考えて,毎月毎にCEOの前でダンスや歌を発表して,日を追うごとに人が減っていくって,どんだけ過酷な日々過ごしてんだよ。
日本でいう,中学高校時代を全て練習に捧げたせいで,普通の学生時代を送れなかったことを後悔しているインタビューから,あぁ,本気でこの子達はダンスや歌に向き合っているんだなと感じた。
彼女らをアイドルと勝手にとらえていたけど,これは大きな間違いだった。アイドルじゃなくて,アーティストだ!!! アイドルというとどうしてもAKBみたいなみんあ制服着て,キャピキャピするみたいなイメージがあっていたけど,彼女らを同じカテゴリーで括るのは違和感がある。
まず,彼女たちのファンの映像を見ると,ほとんど男性が出てこない。男よりも女性が多く映っているのが,印象的だった。なぜだろうと思ったら,まず彼女たちの服装やメイクがかっこいいいし,曲ももちろんかっこいいし,女性にとっても憧れる存在なんだろうなと思った。それに最初から女性をターゲティングした,ブランディングをしているんだろうなと思った。
個人的見解だが,男は女の子がかわいければ勝手にファンになる生き物だと思っているので,最初から女性をターゲティングしたほうが,いいに決まっていると思う。
それぞれのメンバーもキャラクターがバラバラなのがいいし,一番はプロデューサーのテディの存在だ。日本の秋元康的なポジションだと思うけど,圧倒的に若かった。若かりし頃のつんく。的な雰囲気なのかもしれない。彼の戦略が間違いなく,彼女らのヒットを支えている。
思うに,同じアジア人として彼女らの世界的ヒットはほほえましく思う。と,同時に日本ももっと頑張ってほしいなと思う。このドキュメンタリーを見る前までは,アジア人がアメリカやヨーロッパで売れるなんて,正直難しいだろうと思っていた。
日本では成功している人なんてほとんどいないし,見たことがなかったからだ。しかしそれは言い訳にしかならないと思った。BLACK PINKの成功を見れば,アジア人さえ,世界でヒットすることは可能ということを証明してしまった。
BLACK PINKに限らず,韓国のエンタメってすごいよな。映画・パラサイトはアカデミー賞だし,BTSはビルボード1位だし,飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
日本のエンタメだと黒澤映画で止まってしまっているのだろうか…。悲しい限りだ。
もっと日本も世界に示せる作品を発信できないだろうか。。。とりあえずBLACK PINKすごすぎ。。。